犬猫の病院・ピュアの運営者代表は北里大学獣医学部を卒業し、神奈川県内の動物病院で勤務しながら週に1度、日本大学動物病院の整形外科で5年間研修医として学んだ経験を持ちます。
さまざまな動物病院で学んだ経験をもとに2008年現在の「犬猫の病院・ピュア」を開業しました。勤務医をしていた中で外猫で問題となっている地域猫や行き場のない保護猫を中心に診察している動物病院で働いたときの影響が大きく、自らも保護猫に関わる動物病院でありたいとの志の元に開業に至りました。
犬猫の病院・ピュアでは保護猫のボランティア団体さんと協力するというより、個人で猫の保護活動をしている方々との関係が多くそのときどきの状況にお応じて対応させて頂いております。
犬猫の病院・ピュアの看板犬「浪平」と愛猫「ウラン」も保護されて縁あって当院に来ました。
「浪平」は2011年東日本大震災で津波被害を受けた浪江町で保護されました。犬猫の病院・ピュアに来た当時はまだ3㎏にも満たない仔犬でした。ダニによる皮膚炎がひどくみすぼらしい状態でしたので里親さんが見つかるかどうかも疑わしかったです。
そこで「皮膚炎の治療もまだしばらくかかりますし、1晩預かってひどい無駄鳴きがなければ私が引き取らせて頂きたいと思うのですがいかがでしょうか?」と保護された方にお伝えしたところ「よろしくお願いいいたします!」と快諾してくださいました。
犬猫の病院・ピュアはテナントの2階であり3階からは住宅マンションですので、無駄鳴きがひどいと病院に置くことは難しいのです。
預かって様子を見ていたところ、無駄鳴きどころか預かって数分もしないうちに爆睡している姿を見て思わず「ふっ」と笑ってしまいました。こうして浪平は犬猫の病院・ピュアの看板犬になりました。
浪平という名前は、浪江町の浪を取って名付けました。メスであったら浪子とか浪江ちゃんなっいたかもしれません。浪平はオスです。
一方ウランは、保護されたメス猫のお腹の中にいるときに犬猫の病院・ピュアに来ました。そのメス猫が妊娠しているとは知らずに、保護された方が不妊手術のため来院されたのです。
診察の結果、メス猫のお腹の中に赤ちゃんがいることを告げると保護された方は「生ませたい」とおっしゃって下さったのですが「生まれるまで家には置けない」とのことでした。
そこで「ではこちらで引き取ります。里親さんもこちらで見つけますがよろしいですか?」と申し出ると「お願いします。」と快諾してくださいました。
この方は個人でかなり多くの頭数を今まで保護し、救う活動をされている方です。犬猫の病院・ピュアにも開業当時から保護した猫の診療を任せてくれています。本当に頭が下がります。
犬猫の病院・ピュアにとっても一般の患者さんとは少し違う存在です。ですのでこちらも特別に対応させて頂きました。
2021年2月9日、このお母さん猫を引き取りました。レントゲンを撮った結果、仔猫が重なり合って何匹お腹にいるのが正直診断できませんでした。おそらく5匹位と思ってました。
その後3月3日になんと6匹も生まれました。
オスが2匹、メス4匹です。
しかしながら小柄なお母さん猫から6匹も生まれた(通常は2匹~4匹程度が多い)のでウランともう1匹(今ではモコちゃんと里親さん宅で名付けられました)の仔猫は、他の仔猫に比べ小さく頭がピンポン玉より小さかったのです。
この2匹は死んでしまうかもしれないと思いました。ところがお母さん猫がとても子育て上手でモコちゃんは6匹の中で一番最初に自分でご飯を食べ始めました。びっくりです。
患者さん方にメールやLINEで里親募集を呼び掛けたところ、患者さんのネットワークであっという間に里親さんが決まりました。
モコちゃんは自らご飯を食べれたので一番早く里親さんが決まりました。その里親さんは2番目に自らご飯を食べれるようになったククちゃんと2匹一緒に引き取りたいとおっしゃって下さりモコちゃんとククちゃんはなんと一緒に里親さんのもとに引き取って頂けたのです。
モコちゃんとククちゃんの里親さんに「お近くの動物病院でワクチンを打って下さい」とお伝えしたのですが、遠くからわざわざ犬猫の病院・ピュアにワクチンを打ちに来てくださいました。
その後も可愛い写真が取れると、モコちゃんとククちゃんのツーショット写真を送って下さいます。ホームページに載せていますのでぜひ、ご覧ください。
お母さん猫も仔猫と一緒に引き取ってくださる方がいてお母さん猫は桜子ちゃん、仔猫はおかゆちゃんと名付けられ今は幸せに暮らしています。
こちらもときどき、写真を送ってくださいます。送って頂いたときにはこちらも犬猫の病院・ピュアのホームぺージに掲載させて頂いておりますのでどうぞご覧下さい。
その他の仔猫は一番遠くて山梨県にもらわれました。患者さんのおばあさんです。写真はありませんが可愛がってもらっています。
最後に残った、なかなか自ら食べてくれなかったのがウランです。他の兄弟姉妹仔猫が旅立っていく中、まったく自ら食べることができません。目も自ら開けることができなったので私が強引に開きました。なのでこの仔猫死んでしまうかも知れないと思い、犬猫の病院・ピュアで飼おうと決めました。
ウランの名前の由来は、東日本大震災の原発事故からちょうど10年目で、しかも3月生まれ。浪平の妹分と言うことで「ウラン」と名付けました。思いのほか、今ではすくすく成長しましたが相変わらず小型で2.2㎏から大きくなりません。食欲旺盛なおてんば娘です。
犬猫の病院・ピュアは浪平とウランに支えられております。
患者さん方々が浪平とウランの姿と話題を楽しみにして下さっています。
この2匹の出会いに感謝しております。
そしてまた、犬猫の病院・ピュアのホームページでは新しい試みとして「おすすめ商品」を掲載させて頂くことにしました。ここでは「おすすめドッグフード」「おすすめキャットフード」をランキング形式でご紹介しています。
患者さんから今まで頂いた声をもとに商品を選びました。これからもどんどん必要とされるであろうと思われる商品を選んで参ります。ドッグフードやキャットフードをどのような観点から選べばよいのかを迷われることはよく分かります。
「おすすめドッグフード」は子犬からシニア犬及び病気の犬に対応できるフード中心にフードを3選えらびました。
「おすすめキャットフード」は8割以上の猫が将来腎不全になることを避けるため、若い頃から食べるおやつや実際に腎不全の猫に対応できるサプリメントやフードを紹介しています。
もともと犬猫の病院・ピュアは往診専門で始めた動物病院です。ありがたいことに近隣の方々から「近くなので往診ではなく行ってもよいですか?」という問い合わせを多く頂いたため現在では往診だけではなく外来にも対応させてい頂いております。
そのため、往診で留守にしていることが多いので完全予約制です。
診察時間は9:30~18:00(日曜日は9:30~17:00)
休診日はその月々で不定休にしておりますので、ホームページの「お知らせ/休診日」でご確認お願い致します。今月の休診日
ご予約やお問合せはどのようなツールでもお受けしております。「電話」「メール」「問い合わせ画面」「LINE」等など。
お気軽にご連絡ください。お待ちしております。
犬猫の病院・ピュア
神奈川県相模原市中央区相模原4-6-11-2階(外階段からお上がりください)
電話番号:08050305019
メールのお問い合わせ・ご予約:犬猫の病院・ピュア問い合わせ
アクセス:アクセス