【相模原】地域猫やノラ猫を不妊手術すると助成金が受けられる!申請するにはどうすればよい?

犬猫の不妊手術・料金など気になる情報を動物病院から発信します!

相模原市では、ノラ猫や地域猫の避妊・去勢(不妊)手術代の助成金制度があります。

ノラ猫(外猫とも呼ばれています)とは、飼い主がいなくて外で自由に暮らしている猫のことです。

ノラ猫はどこかでエサをもらっていて、避妊・去勢(不妊)手術をしていないと妊娠してしまい生まれた仔猫もまたノラ猫となってしまうこともありノラ猫が増え続けるこのにもなりますよね。

猫は、交尾排卵といって交尾したその刺激で排卵が起こるので、交尾するとかなりの確率で妊娠してしまいます。

その結果、避妊・去勢(不妊)手術をしていないと1年に多い猫では4~5回も妊娠することもあるのです。

ノラ猫だと思っても、いつもは家の中で飼い猫として管理されている家猫が何らかの原因によって家から出てしまい外の世界で迷っていることがあります。いわゆる迷い猫です。

飼い主さんが必死になって探していることもよく見られる光景であります。

首輪に連絡先など書いていないか、マイクロチップが挿入されていないかなど確認することも必要でしょう。

マイクロチップ情報はこちら

地域猫と呼ばれている猫もノラ猫ですが「地域猫」の場合、そのノラ猫がいる地域の住民が避妊・去勢(不妊)手術をした上で皆さんでエサをあげてノラ猫を見守るという形態になっています。

相模原市では「ノラ猫」と「地域猫」の避妊・去勢(不妊)手術に対して助成金制度がありますが、「ノラ猫」と「地域猫」では助成金が異なるようです。

当記事では、

  • 「地域猫」や「ノラ猫」の助成金は誰でも受けられるの?
  • 助成金はどのように申請すればよい?
  • 助成金はいくら位受け取れる?
  • 耳カットは絶対しなくてはいけないの?

このような内容をお伝えしたいと思います。
ぜひ、最後までご一読ください。

地域猫やノラ猫の不妊手術の助成金を受けるには条件がある

地域猫やノラ猫の避妊・去勢(不妊)手術の助成金を受けられる対象の猫は相模原市に生息する猫であることと、助成金を申請できるの条件は相模原市在住・在勤・在学のいずれかで18歳以上の方に限られています。

ノラ猫の避妊・去勢(不妊)手術の助成金は、20分ほどの講習を受ければ個人で登録して申請することができるようです。

一方、地域猫の避妊・去勢(不妊)手術の助成金制度への登録は3人以上の活動できる地域住民が必要となります。
活動できる地域住民とは、「えさやり」「トイレ」「広報」など中心となってお世話する方とされていますので、地域猫活動に協力してくださる仲間を募らなくてはなりません。

地域猫やノラ猫の不妊手術の助成金を申請するには登録が必要である

地域猫やノラ猫の避妊・去勢(不妊)手術の助成金制度を利用するには、まず「生活衛生課(動物愛護管理班)」に連絡をして登録をしなくてはなりません。

ノラ猫の場合の登録方法は講習を受ける

20分程度の講習で、猫に関わる基本的なルールを学びます。生活衛生課の窓口で随時、希望者ごとに実施しているそうです。
猫の譲渡面接会の会場や猫の相談会でも養成講習を受けることができます。

受講をご希望の方は、生活衛生課動物愛護管理班(電話042-769-8347)又は同課津久井班(電話042-780-1413)にお申込みください。

この講習を受講終了すれば登録できます。

詳しくはこちら

地域猫の場合の登録方法は猫の相談会に参加する

ノラ猫や地域猫について相談したい方、猫の里親さんを探している方など、まずは「猫の相談会」に参加しましょう。

相談会の内容は、

  • 譲渡面接(里親)会の参加申込み受付
  • 猫の捕獲器の貸出し
  • 家庭や地域などにおける猫に関する相談

などとなっています。

「猫の相談会」に参加ご希望の方は、まずは予約をしてください。

問合せ・申し込み先:
相模原市保健所 生活衛生課 電話 042-769-8347

 

詳しくはここをクリック

地域猫やノラ猫の不妊手術の助成金を受けるために必ずしも耳カットをしなくてもよい

この写真の猫の左耳の先端がカットされているのがおわかりでしょうか。

地域猫やノラ猫の避妊・去勢手術の助成金を受けるためには耳カットは必須、というような声もありますが相模原市では決してそうではありません。

保護した猫が人に慣れていて不妊手術後に里親さん探しが可能な猫や、いつも外でエサを与えているため不妊手術済みであることが確認できるので、耳カットをしなくても個体識別ができるため耳カットをしないという方もいます。

なので避妊・去勢(不妊)手術時に耳カットをするかしないかは、地域猫やノラ猫を保護した方の判断にゆだねられ耳カットは決して強制ではありません。

地域猫及びノラ猫の不妊手術の助成金はオスとメスで違う

ノラ猫と地域猫では、不妊手術の助成金は異なります。

ノラ猫の場合の助成金は上限が決まっている

ノラ猫の不妊手術の助成金は、オス(去勢手術)で5000円、メス(避妊手術)で8000円が上限です。

助成金制度の登録が完了した後、ノラ猫を捕獲し避妊・去勢(不妊)手術を行います。
そして、避妊・去勢(不妊)手術をした後40日以内に助成金の申請をすれば助成金を受けられる流れになっているようです。

地域猫の場合は相模原市と登録動物病院で負担している

「地域猫」で不妊手術の助成金登録が完了した場合、捕獲したい猫が現れたらまず、相模原市の担当部署に連絡をします。

担当部署から、ノラ猫や地域猫の避妊・去勢(不妊)手術に協力を申し出た動物病院へ連絡が行き、不妊手術を予定している頭数や日時を調整が行われるのです。

そこで情報の調整ががまとまると、地域猫の登録者が動物病院に地域猫を運こび不妊手術が行われます。

手術後、地域猫を動物病院に迎えに行ったらそれで終了です。料金の支払いはありません。

協力動物病院には、猫の不妊手術の助成金が地域猫登録者を介さず相模原市から直接支払われる仕組みになっています。

まとめ

 

地域猫やノラ猫の避妊・去勢(不妊)手術の助成金を受けるためには、まず相模原市に登録する必要があります。

登録できるのは相模原市在住・在勤・在学の18歳以上の方に限りられ、助成金の対象猫は相模原市に生存している猫のみです。

ノラ猫と地域猫では、不妊手術の助成金の額が異なります。

個人で登録した場合は、ノラ猫の不妊手術助成金はオスで5000円、メスは8000円が上限額です。

地域猫として登録された場合は、ノラ猫や地域猫の不妊手術の協力を申し出た動物病院と相模原市が直接やり取りをしてくれるので、不妊手術代を支払う必要はありません。

地域猫やノラ猫の不妊手術の助成金を受けるためには、まずウェルネス相模原4階「生活衛生課(動物愛護管理班)」にご連絡をしてください。 

生活衛生課サイト