猫の腎不全は若い時期にはかからない?シニア期にだけ発症するわけではない!

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シニア期になると腎不全を発症する猫が多くみられます。
その理由は、遺伝による原因だということがある研究者の発表でわかってきました。

では、若い猫は腎不全にならないのでしょうか?
そうではありません。若くても腎不全になることがあります。

腎不全には、さまざまな原因があるのです。
当記事では具体的な腎臓病をいくつかあげながら、若くても腎不全になる可能性があることをご紹介したいと思います。

ぜひ、最後までご一読ください。

猫はどうして腎不全になり易いのか?

若い猫も腎不全になる原因の結石

尿路の結石といっても、どの部分に結石ができるかで結石の名前が変わります。

  • 尿管結石
  • 膀胱結石
  • 尿道結石

猫の尿路結石の原因は多くの場合、細菌感染猫の体質とフードの内容物が反応してできるとわれておりシュウ酸カルシウム結石とリン酸マグネシウムアンモニウム(ストルバイト)結石がほとんどです。

症状は、オシッコ(尿)の異常と、重症になると吐き始め早期に対応しなければ亡くなってしまうこともあります。

  • 頻尿(何度も頻ぱんにトイレに行く)
  • 血尿
  • オシッコが出ない
  • 食欲が無くなる
  • 吐く

などが挙げられますがいかがでしょうか。

若い猫も腎不全になる腎盂腎炎

腎盂とは作られたオシッコがたまる腎臓の場所(部位)です。

ほとんどの場合では細菌性の膀胱炎や尿路感染症を起こし、その細菌が尿管を通って腎臓に達してしまうことで腎盂に炎症が起こる病気のことを腎盂腎炎といいます。

症状は、オシッコの臭いがいつもより強かったり、腰の辺りを触ると嫌がったりするのが特徴です。
しかしながら、

  • 食欲がない
  • よく水を飲む
  • 発熱

といった何気ない症状も多くみられるため、膀胱炎などを起こしたことのある場合は早めに受診をした方がよいでしょう。

若い猫も腎不全になる水腎症

通常、腎臓で作られたオシッコは尿管を通り膀胱に送られます。

水腎症とは、腎臓と膀胱をつなぐ尿管がつまってしまい、腎臓にオシッコがたまり膨れ上がってしまう病気です。

原因は、結石や腫瘍などが尿管でオシッコをせき止めたり、あるいは生まれつき尿管の形が普通と違う場合に発症しやすくなります。

そのため、腎臓が機能しなくなり腎不全を起こしてしまうのです。

しかしながら、腎臓は左右に2つあるので片側の腎臓が水腎症になってももう片方の腎臓が正常に働くため無症状で気が付かないこともよくあります。

両方の腎臓が水腎症の場合、多くは腎不全と同じ症状になり早期に処置をしないと慢性腎不全となって予後不良です。

症状は、

  • 食欲がない
  • じっとしている
  • 吐く
  • お腹の辺りを横から触ると大きくなった腎臓がさわれる

などがみられます。
もし、このような症状が見られたら様子を見ずにすぐに動物病院に相談してください。

若い猫も腎不全になる糸球体腎炎

腎臓の中には毛細血管が糸のように丸まって、腎臓に送られてきた血液をふるいにかけ老廃物や塩分をろ過してオシッコを作ります。
この働きをしているの糸のように丸まっている毛細血管が糸球体です。

糸球体腎炎とは、この糸球体に炎症が起こることをいいます。

原因は、わからない場合も多いようです。

しかしながら、一方で免疫が関与していると考えられていることもあり「猫エイズ」「猫白血病」「猫伝染性腹膜炎」に感染している猫は注意しましょう。

症状は

  • 血尿
  • タンパク尿
  • オシッコの量が少ない
  • 逆に色が薄くてオシッコの量が多い
  • 食欲がなくなる

などです。

まとめ

若い猫でも腎不全になります。

原因は「腎結石」「腎盂腎炎」「水腎症」「糸球体腎炎」など腎臓そのものに異常が生じるからです。
どの年齢の猫にも起こる可能性があります。

腎臓が正常に働かなくなることを「腎臓の機能不全」すなわち「腎不全」と呼ばれる状態です。

元気、食欲はもちろんですがオシッコの回数や臭い、色など日ごろから注意しておきましょう。

猫が腎不全になり易い理由は

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