猫の膀胱炎は比較的多く見られる病気です。猫の膀胱炎とはどのようは症状を示すのでしょうか?
今回はこのような視点から、猫の膀胱炎の代表的な症状をご紹介します。
当記事を参考にして頂き一刻も早く猫の膀胱炎に気づいてあげてください。
ぜひ、最期までご一読いただき参考にして頂けたらと思います。
猫の膀胱炎で多く見られる症状は何度もトイレに通う
患者さんからの問い合わせで一番多いのが「猫が何度もトイレに行くのですが、オシッコが出ていないようなんです。」というお声です。
そこで私は「食欲ないですか?吐いてはいませんか?うずくまってはいませんか?」と質問します。
この質問に対し「それはないです」という答えであれば、急は要しませんが膀胱炎の可能性は大いにありますので注意しましょう。
それに対し「吐いていて動かないです」という場合は、急を要し命にかかわる状態ですのですぐに動物病院に駆け込んでください。
猫が陰部や陰茎(ペニス)をなめる症状は膀胱炎のサインかも
オシッコの出が悪いと猫は陰部や陰茎(ペニス)を気にしてよく舐める症状を起こします。
猫がお尻を舐めている光景を発見したら注意が必要です。
膀胱炎のサインかも…と疑ってください。
その他、トイレ以外でオシッコをしてしまうのも膀胱炎の症状の1つです。
猫が膀胱炎になるとオシッコの臭いや色に症状が見られる
猫が膀胱炎になると、オシッコの色が濃くなったり匂いが臭くなったりします。
具体的にいうと、オシッコがオレンジ色になったり血尿となれば赤くなりますのでいつもに比べてオシッコの色が少しでも違うと感じたら要注意と思ってください。
匂いに関しても、細菌感染してしまうとオシッコは臭くなったりにごったりすることもあります。
猫の膀胱炎で最も危険な症状はオシッコが出ないことである
膀胱炎で最も危険な症状は、結石や腫瘍などによって尿道が詰まってしまいオシッコが膀胱から外に排尿できなくなってしまうことです。
メスの猫では稀ですが、尿道が狭いオスの猫ではこのように尿道が詰まってしまい急性腎不になることが多くみられるのが現状です。
オスの猫で何度もトイレに通う症状が見られたら、様子を見ずに素早く動物病院に受診しましょう。
まとめ
猫の膀胱炎で多く見られる症状は、頻尿です。何度もトイレに通うようであれば、膀胱炎を疑いましょう。
この症状は命に関わる症状です。
オスやメスにかかわらず
- 何度もトイレに行く(頻尿)
- オシッコの色が濃い
- オシッコの臭いが強い
- オシッコが出ない
- 食欲がなく腰の辺りを触ると不快感を示す
猫にこのような症状が認められたら、まずは動物病院に相談することを強くおすすめします。